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診察室から(膀胱炎について)
医療情報
2017/09/07

膀胱炎

 女性が罹りやすい病気に膀胱炎があります。

 排尿の終わりごろに痛みがあり、出終わってもすっきりせず、またすぐに尿意がしてきてもあまり出ない

 尿に濁りがあるなどが主な症状です。以上のような症状があり、尿中に白血球や細菌が確認できれば膀胱炎と診断します。

 血尿を伴うことも少なくはありません。発熱することはありませんが、細菌が腎に逆流すると38℃以上の高熱が出て腎盂腎炎と診断されます。

 原因菌の多くは大腸菌ですが、清潔にしているつもりでも、どうしても多少は陰部に大腸菌は存在します。

 女性の場合、尿道が短いので男性に比べ膀胱に細菌は入りやすいのですが、菌が入っても通常は感染防御機構が働いで膀胱炎にはなりません。

 疲れやストレスや冷え、水分摂取が少ないなどで抵抗力が低下したときに菌が増殖して、炎症を起こしてしまうのです。

 水分をたくさん摂るだけで治ってしまう場合もありますが、抗生物質をのんだほうがいいでしょう。

 だいたい3〜4日の服用で治りますが、最近、抗生剤に耐性の大腸菌も出てきており、なかなか治りにくい場合もあります。

 今は、暑い時期ですが、冷房の効いた部屋で長時間過ごすと、冷えが原因で膀胱炎を起こすことは意外に多いのです。

 下腹部は暖かくし、水分をしっかり取って予防してください。

   

    コープおおさか病院泌尿器科医長 内田潤二